「好意の返報性」を利用して好印象を与える

仕事が出来る人は、職場での人間関係を作るのが上手く、相手からの好印象を引き出す技術に長けていると言えます。もともと好印象を持たれやすい性格の方もおられますが、中には「簡単な心理学を理解して、日々の実践の中で身に付いた技術」という方もおられます。つまり「好印象を引き出すスキル」を持っている方と言えるでしょう。

特に営業の仕事をしている人にとって、相手から好印象をもたれるスキルは喉から手が出るほど欲しいところです。そこで、誰でも簡単に出来る「好意の返報性」を紹介してみましょう。

まずは「微笑む」を覚える

無表情で相手に接すると、「私はあなたに会っても心が動きません」というサインを出すことになります。つまり楽しみにしていたわけでもなく、かと言って、嫌に思っているわけでもない。完全に無感動の状況を演出しているようなものです。これでは相手の好印象を引き出すことは出来ず、微妙に緊張した雰囲気が続くことになるでしょう。

しかし「満面の笑み」も考え物です。アメリカでは満面の笑みがビジネスに活きることも多いですが、日本では「胡散臭い」という印象を与えてしまいます。したがって、軽く微笑む程度の笑顔を意識してください。この程度の笑顔は友人と話している時に自然と出ているはずなので、それが職場でも出せるようになればOKでしょう。

こちらから好意を見せる

自然な笑顔が出るようになれば、いよいよ「好意の返報性」を実践していきます。好意の返報性とは、「人から好意ある行動をされると、好意を返さなければいけないと思う心理」のことです。たとえば、席について相手に出されたお茶が少しこぼれたとしましょう。そこですかさず、自分のハンカチを出して拭きます。この時、ティッシュではなく「自分のハンカチ」であるところがミソです。

すると相手は、「自分のハンカチで拭いてくれた」というこちらの好意に対して、「自分も何かしらの好意を返さなければ」という心理に駆られます。これが好意の返報性であり、最初に好意を見せて相手の心理を揺さぶり、コミュニケーションの主導権をこちらに持ってくるという方法になります。

仕事が出来る人の中には不愛想な方もおられますが、ほとんどは「自分から好意を見せられる人」であることが多いでしょう。とくに複雑な人間関係がある大企業のサラリーマンであれば、なおさら相手の好印象を引き出すことが重要になってきます。そこで自分から好意を見せて、相手にそれにお返ししなければ、という感情を持たせ、ついでに好印象まで引き出すことが求められることになります。

自然な笑顔が出るようになるには、一定のトレーニングが必要だと思います。簡単に出来る人もおられますが、実は難しいことでもあります。しかし笑顔を出せるようになれば、あとは自分から好意を見せる「好意の返報性」で主導権と好印象をこちらに引き寄せましょう。ぜひ明日から実践してはいかがでしょうか?

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