気難しい仕事相手から好印象を得る方法

皆さんの周りにも「嫌な上司」はいると思います。避けたいところですが、仕事なので仕方ありません。その嫌な上司は誰に対してもきつく当たり、誰からも嫌われています。しかし、やはり仕事なので我慢するしかないでしょう。

そのような場合、もし上司があなたに好感をもってくれればどうでしょうか?少なくともあなたへの風当たりは緩やかになりますし、周りも「悪いけど、あの上司にこの話をしてくれない?」と、あなたを頼りにすることになります。

そんな嫌な上司から好かれる方法を紹介していきましょう。

まずは自分の意識を変える

まずは自分の意識を変える必要があります。「こいつは嫌なやつだ」や「どうせ俺の話なんか聞く気ないんだろ…」と思いながら接すると、心理的に言葉の端々が素っ気なくなります。もちろんそれは相手にも伝わり、上司は「こいつは俺のことを嫌っているな…」と感じるようになるでしょう。

そこで登場するキーワードが「返報性の原則」です。人間には、心理的に「自分への評価と同じ評価を相手にする」という習性があります。つまりAさんから嫌われていると感じたら、自分もAさんのことを嫌いになっていくという心理です。

したがって上司が「こいつは俺のことを嫌っている」と感じ始めたら、逆にあなたへの風当たりはきつくなるばかりです。これでは元も子もないので、「そこまで嫌なやつではない」や「ちゃんと話せば聞いてくれるはず」という意識で接するようにしておきましょう。

本当に気難しい人なのか…?

嫌な上司は、本当に嫌なやつなのでしょうか?じつはそこまで嫌なやつではないのに、嫌な上司を演じている可能性があります。何か目的があって演じているのではなく、心理学で言う「ラベリング効果」による影響かもしれません。

ラベリング効果とは、「こいつはこんな奴だ」とラベリング(レッテルを貼られる)されることで、その人格がさらにデフォルメしていくという現象です。教師が不良生徒に対して、「どうせお前は悪い事するんだろ」と言えば余計に非行が加速するのと同じです。

つまり上司は、本当はそこまで嫌なやつではないのに、周りから嫌なやつとラベリングされてしまったことにより、余計に嫌なやつを演じているだけの可能性もあります。

そこで「こいつは嫌なやつではない」という逆のラベリングをしてやれば、嫌な性格も穏やかになっていくという仕組みです。そのためにも、「こいつはそこまで嫌なやつではない」と、自分の意識を変えて接することが重要になるでしょう。

いかがでしょうか?ここでは「返報性の原則」と「ラベリング効果」という2つの心理学用語が出てきました。返報性の原則は「自分に対する評価と同じ評価を相手にしてしまう」というものであり、ラベリング効果は「特定の人格を決めつけられることで、その人格が加速する」という現象です。

この2つが嫌な上司をますます嫌なやつにしている可能性がありますので、やはりこちらから意識を変えて、時間をかけて徐々に解きほぐしていきましょう。そのうち、嫌な上司も「こいつは良いやつだ」と思ってくれるようになるはずです。


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