人間の心は、手と腕にもよく表れます。緊張や不安や興奮や警戒心など、種々の感情を覚えたとき、自然と手も一緒に動くものです。相手のモーションに注目すれば、彼/彼女との関係をより良く進められるかも…。手・腕にまつわる心理学を紹介していきます。

動揺したときの「自己親密行動」

髪や頬や顎など、自分の体に触れる動作を、心理学の世界では「自己親密行動」と呼んでいます。動揺を感じたときには、無意識に自分を可愛がるような行動を取ってしまうものです。「頭をかく」「鼻を軽くつまむ」「手を組む・離す」「手をこする」…これらの「自己親密行動」は、すべて行為者の「緊張」「不安」といった心理状態を表しています。

他にも、「机の上にあるものを触る」「服のボタンを触る」「髪を丸める」など、身近なものに触れる仕草も、「自己親密行動」の1つです。人とお話をしているとき、相手がこれらの行動を取っていれば、あなたの話し方や存在に、「威圧感」があるのかもしれません。

3つの大きな行動が示す深層心理

○腕組みは「警戒心」を表す
腕を組む仕草は、心理学的に「防御」を表すと言われています。相手と自分との間に「腕」という障害物を置くことによって、自分を守っているわけです。洋服店などでしつこい接客を拒みたいときなども、無意識にこのポーズを取っている人が少なくありません。

○オープンな「手の内見せ」
どこか外国人めいた仕草ですが、手のひらを相手に向けて話す人は、文字通り「手の内を見せている」人です。つまり、相手に対して警戒心がなく、親密な気持ちを持っている証拠。また、基本的に他人に対して隠し事ができないオープンなタイプでもあります。

○やましいときには「目を擦る」
みなさんも、嘘をつくときには、ついつい目や鼻を擦ってしまうのではないでしょうか? 心にやましいことがあると、表情を読まれないために、手を顔に当ててしまいます。そもそも内向的な性格で、感情を伝えるのが下手な人も、日常的にこの行動を繰り返します。

「手は口ほどにものを言う」ということでしょうか。手や腕にまつわる心理学は、一般的な認知度も高めです。話すときに腕組みをしていたりすると、「ああ、この人は私を警戒しているんだな」とバレてしまうかも…。気持ちを悟られないためには、「自己親密行動」にも気を付けた方がいいでしょう。


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