目の動き方でもウソかどうかが判断できます

アメリカの心理学者の実験によって、人間は好きなものを見るときと嫌いなものを見るときとでは、瞳の開き方に違いがあることがわかりました。不特定多数の人にさまざまな写真を見せて、瞳孔の変化を観察したのです。その結果、興味深い事実が判明しました。ある意味では当然の結果ですが、自分の関心の深いものを見るときには瞳孔が大きく開き、逆に関心の薄いものを見るときには小さくなります。

意識的にではなく、無意識にこうしたことが起こっていたと考えられます。このことから、相手の目の動きを観察すれば、興味の度合いを知ることができると分かりました。誰かと話をしているときには、相手の顔を漠然と見るのではなく、目をしっかり捉えてどんな動きをしているのか観察することも大切です。

見る対象によって瞳孔の動き方が大きく変わる

人間の瞳孔は明るさに応じて開いたり閉じたりしますが、それだけではありません。たとえば、赤ん坊を抱いた写真を見ると、女性の瞳孔は25%大きく開きます。男性はヌード写真を見ると、20%大きくなります。こうしたことが、自動調整的に行われている、つまり無意識に反応してしまう習性を我々は持っているということです。心の中が目によって表に出てしまうわけです。

それゆえ、目の変化を注意深く観察さえすれば、その人の心理状態を読み取ることができます。最初は関心がなさそうに話していた人が、次第に目を大きく見開いてくれば関心が高まったことが分かります。たとえつまらなそうな顔をしていても、しっかりと相手の心をつかんでいることが分かるため、営業の仕事をしている人などにはとても役に立つでしょう。わが国では、昔から「目は口ほどにものを言う」ということわざがあり、目によって相手の心を知ることができると言われてきました。

視線の動きからも心の中身が読みとれます

こうした変化は瞳孔の動きだけに言えることではありません。視線の動きからもさまざまな情報を読み取ることができます。いくら一所懸命にこちらが話しても、相手が視線を合わせない時には注意が必要です。話の内容に興味を失っているため、視線を合わせないのです。わざとではなく、関心がなくなると集中力が途切れてしまい、「早く終わって欲しい」と願っているから、無意識に目線を外してしまうのです。

相手がこちらのことを快く感じていないときなどにも同じことが起こります。目線が定まらず、空中を泳いだり、さまよったりしている場合には、関心を持っていないというサインです。そんなときには、早々に話を切り上げ、別の話題に転換すべきでしょう。

は口ほどに物を言うということわざ通り、瞳の動きや視線の動かし方で相手の心を察することができます。こちらの顔をじっと見つめ、瞳孔が開いてくるようなら関心が高い印ですし、逆に瞳が小さくなり、視線が定まらないときには関心がありません。誰かと話をするときには、その目に注目してみましょう。

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