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相手を知る「対人認知」には3つのプロセスがあります。ほとんどどんなときにも第一のステップである「外見判断」があります。そして、多くの場合に第二のステップである「第三者からの情報」があり、第三のステップとして自分で直接確かめるという段階があります。これらを総合して、人は相手のことを理解しようとするのです。

人は見かけでも判断しなければいけない?

人は他人のことをまず外見で判断します。しばしば「見かけで人を判断してはいけない」などと言われますが、見かけはとても重要で、心理学的に意味があることです。「外見だけで人がわかるはずがない」と考える人もいますが、外見は一種の自己主張です。自分が人からどう見られたいか、という考え方に基づいてファッションや髪型などを決定しているわけですので、当然、外見にはその人の性格が表れています。逆に言えば、外見を見ないで人を判断することはとても難しいとも言えます。

全身写真を見れば、その人がどういう傾向を持っている人なのかはおおよその見当を付けられます。単に先入観で決めるということではなく、心理学的に分析できるという意味です。どんな表情をしているのか、どんな髪型をしているのか、どんなメガネをしているのか、化粧の仕方や身長、体重、スタイル、身につけている服装やアクセサリーなどなどがヒントになります。

身長や体重は「自分が選んだものではない」と思う方もいらっしゃるでしょう。少なくとも、体重は自分の選んだものです。日常生活のあり方が、体重に現れてきます。身長は遺伝的な要素の強いものですが、それによって性格が影響を受ける場合も多くあります。背の低い人は、見上げて話すことが多くストレスを溜めやすいものですし、コンプレックスを持ちやすいとされています。人格形成に一定の影響を与えているのです。

服装に関しては、全て自分で選んだものです。何色を選んだかは、その時々の精神状態を反映しています。人から注目されたいと考えている人は、注目されるような外見を好みますし、注目されたくないというひとはそれなりの外見を好みます。ブランドものを身につけたがる人は、見栄っ張りのことが多いでしょう。見かけはその人を判断する重要な要素なのです。

自分と接した時にどんな面を見せるかが大切です

第三者の評価は参考になります。何度も接したことのある人であれば、内面的な部分を理解しているケースも多いはずです。しかし、全てを鵜呑みにすることはできません。必ずしも情報をくれた人が相手のことを十分理解しているとは限りませんので、あくまでも参考情報です。

自分で直接会って話す情報はとても大切です。ただ、初対面でいきなり本音を語り始める人は少ないので、話の内容そのものにはあまり重要な要素は含まれているケースは多くはありません。話し方のクセや言葉の使い方、声質などからある程度理解できる部分があるはずです。手や目の動かし方、腕や足の組み方などからもわかります。中身そのものよりも、その周辺情報の方が、本質を見極めるのには役立ちます。

対人認知のプロセスの中で、相手の見抜くことが大切です。外見からも言葉遣いなどからも相手のことはわかるものです。


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